ポケットwifiのアドバンスモードとは?対応機種~エリア・速度制限徹底解説!

ポケットwifiには、

・標準モード
・アドバンスモード

といった2つの通信モードがあります。

この2つの通信モードを知ることでポケットwifiを使ってインターネットを利用することがより快適に出来る様になります。

本ページではアドバンスモードの仕組みや使い勝手、またメリットやデメリット、対応機種など、『ポケットwifiのアドバンスモードとは?』について徹底解説しています。

※本ページでは基本的にWiMAX以外のポケットwifiのことを指しています

アドバンスモードとは

アドバンスモードについてここでは簡単にまとめました。

月間データ通信量を制限なく無制限で高速通信が使える

ポケットwifiの標準モードでは月7GBまでというのは主流となっています。
が、アドバンスモードとは無制限で使える高速通信モードのことです。
※アドバンスモードでは国際ローミングは使用できません

アドバンスモードの通信量を無制限で使えるというのは非常に大きな魅力となっています。
※これまでの3日間で3GB制限は緩和されましたが3日間で10GBの制限はあり、いわゆる短期間で集中利用での通信制限は存在しているということです(速度制限は当日18時~翌日1時までの間)

ですが、アドバンスモードの内容について、

・提供エリア
・通信制限

などある程度把握しておかなければ有効に使うことが出来ません。
※それぞれ詳しくは後記しています

追加料金がかかる

ポケットwifiにおけるアドバンスモードはオプション的な立場となっています。

基本的にアドバンスモードを利用する為には通常1カ月1,684円の追加料金がかかることになります。

ですがPocket WiFiプラン2(ベーシック/さんねん/バリューセット/バリューセットライト)といった対象のプランへの加入で1,000円割引を受けることが出来、684円でオプションとして追加することが出来ます。

※ちなみに上記以外のPocket WiFiプラン2ライト/Pocket WiFiプラン2SSではアドバンスモード未対応となっています

2017年の4月11日~現在(2018年10月現在)まで、加入月から3カ月間アドバンスオプションの月額利用料が無料になるキャンペーンを実施されています。
未だ終了告知がありませんが、いつ終了するかは不明ですので、検討されている際は早めに行動をするのが良いでしょう。

ちなみにPocket WiFi プランLなら無料でアドバンスモードを利用することが出来ます。
だからというわけではありませんが、Pocket WiFiプラン2と比較するとPocket WiFi プランLの月額料金は高くなっています。

アドバンスモードが使える対応機種

アドバンスモードが使える対応機種は、
・603HW
・504HW
・502HW
・305ZT
・701UC
などとなります。
今現在では生産中止になったポケットwifiも含んでいます。

主にソフトバンクのLTEをメインに利用するポケットwifiにアドバンスモードは付帯されています。
・Y!mobile
・Yahoo!Wi-Fi
などに代表されるポケットwifiです。
ほか、Broad LTEでも取り扱いがあります。

アドバンスモード対応機種端末の中からおすすめのものを以下でピックアップしました。

603HW

アドバンスモードが使える603HWとは

603HWは2017年2月に販売されたHUAWEI製のモバイルwifiルーターです。

603HWの特筆すべき点はY!mobileが提供するアドバンスモードが利用出来るポケットwifiの中で今現在最も通信速度が速いモバイルwifiルーターです。
・下り最大612Mbps
・上り最大37.5Mbps

603HWは今現在アドバンスモードが使えるポケットwifiの中で最もおすすめのものとなります。

502HW

アドバンスモードが使える502HWとは

502HWは2015年10に発売されたHUAWEI製のポケットwifiです。

502HWの特筆すべき点としてはポケットwifi端末でテレビが見れるというところです。
このテレビが視聴出来るという機能はかなり珍しいです。

アドバンスモードの速度制限

アドバンスモードとは高速通信でありながら通信容量を無制限に利用できる通信モードです。

無制限で使えるが通信制限があると言えばある

とはいえ標準モードで通信制限がかかると同時にアドバンスモードにも通信制限がかかることになります。

ですので間接的ではありますがアドバンスモードにも通信制限があると言えばあるということになります。

またそして3日で10GB制限もあります。

ですからアドバンスオプションに加入している際には普段ポケットwifiを利用するモードとしてアドバンスモードに設定しておくことをおすすめします。

普段はアドバンスモードを利用する、そして電波の届きにくいところでは標準モードを利用する、というポケットwifiの使い方が良いでしょう。

標準モードで月に7GB以上使うと速度制限がかかり月末まで128Kbpsの通信速度となります。

速度制限の解除方法は500MBを追加購入する

速度制限の解除方法としては500MBを500円(税別)の追加購入することが出来ます。
追加購入した分は当月分のみにしか適用されない為翌月に持ち越すことは出来ません。

ちなみに128Kbpsという通信速度はWEBページを読み込むの5~10秒もかかってしまうほどのスピードです。

とにかく128Kbpsという通信速度となるとインターネットを使う上で非常にストレスとなるのです。
この超低速な速度制限にかかってしまうとかなり厳しいです。

アドバンスモードの提供エリアとは

ポケットwifiの提供エリアというのはポケットwifiを使う上で非常に重要なところです。

提供エリアが狭く限られている

オプションとして追加料金のかかるアドバンスモードの提供エリアには特に注意が必要となります。

まず、
・標準モード
・アドバンスモード
では提供(対象)エリアの範囲が全然違うということです。

ワイモバイルル9月以降対象エリア

出典:Y!mobaile エリアマップ

上記は603HWの2018年9月以降予定対応エリアとなります。
・青がアドバンスモードの提供エリア
・赤が標準モードの提供エリア(アドバンスモードの提供エリアも利用可)

アドバンスモードが使えるのは比較的都心部に集中しています。
地方や山間部ではアドバンスモードは利用出来ないことが多くなっています。
アドバンスモードは、
・AXGP
・TDD-LTE
といった通信方式の提供エリアとなり非常に利用できるエリアが限られる通信モードとなっています。
※それぞれの通信方式についての詳細は後記しています

つまり地方に住んでいたり、また地方でポケットwifi(アドバンスモード)を利用しようと考えているのであれば、正直ちょっと難しいです。

要するにオプション加入前のアドバンスモードの提供エリア内であるか?エリア外ではないか?という確認は必須です。

アドバンスモードの通信方式

アドバンスモードは、
・AXGP
・TDD-LTE
といった2つの通信方式を利用しています。

AXGPとTDD-LTEを利用している

TDD-LTEはAXGPに内包されている通信規格となります。

TDD-LTE方式は上りと下りを1つの回線で共有しており、上りが多い時は上りの枠を増やして、下りが多い時は下りの枠を増やして、といった様に柔軟に対応することで効率良くデータ通信を行うことが出来るので通信障害が起きにくいといった特徴を持っています。

またAXGPは2.5GHzの周波数帯を利用しています。
その為、電波の直進性は上がりますが、建物や障害物の影響は受けやすくなっています。

一方で標準モードではFDD-LTE方式を採用しています。
周波数は700~900MHzとなっており、また上りと下りの通信は別の周波数帯をしています。
これらにより広範囲で繋がりやすいという特徴があります。

要するに同じLTEでも、
・AXGP=ソフトバンク 4G
・ソフトバンク 4G LTE
は全く異なるデータ通信方法となります。

まとめ

ポケットwifiのアドバンスモードとは一言で表すと無制限で利用出来る通信モードです。

が、実際はポケットwifiの使い方を間違えるとアドバンスモードでも通信制限にかかる場合もあります。

ある程度アドバンスモードが利用できるエリアは限られている為、何の知識も持たずにアドバンスオプションへの加入はリスキーなものとなっています。

アドバンスモードのメリットとデメリット

ポケットwifiのアドバンスモードのメリットとデメリットをざっくりとまとめました。

メリットは通信制限がなく無制限で使える

アドバンスモードのメリットは、
・通信制限がなく無制限で使える
ところとなります。

とはいえ、通信制限があると言えばあるのですが、基本的には無制限で使えるのがアドバンスモードです。

デメリットは追加料金がかかる+エリアが限られている

アドバンスモードのデメリットは、
・追加料金がかかる
・提供(対象)エリアが限られている
ところとなります。

アドバンスモードを利用出来る人にとっては重宝する通信モード

ポケットwifiでアドバンスモードを利用出来る人は限られます。
が、アドバンスモードを利用出来る人にとっては重宝する通信モードとなっています。

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